雇用調整助成金【5月25日版】

おはようございます、山梨県南巨摩郡身延町の
社会保険労務士法人シャインの代表社員、中村です。

今月は助成金の相談対応と制度変更が多く、
なんだかあっという間の1カ月でした!

【5月20日ショック!?】

厚生労働省
『雇用調整助成金の手続を大幅に簡素化します』
https://www.mhlw.go.jp/stf/press1401_202005061030_00001.html?fbclid=IwAR22zoxEqx6xrB9OIgnpc2wanRsS6icR1k4Y-El_663-3WM_L7uC8pESoKw

前回記事の全容が20~22日頃にかけて
示されました。

今回の変更点をまとめる資料を作ったところ、
もはや「別物の助成金」と言えるような変更です(笑)

しかも、特に注目されていたオンライン申請については、
初日の段階でシステム不具合→復旧見込みなし、となりました。

NHKニュース「「雇用調整助成金」オンライン申請 不具合 復旧めど立たず」
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200520/k10012437361000.html

【更にややこしくなった「小規模特例」の新設】

厚生労働省「はじめての雇用調整助成金(5月22日掲載)」
https://www.mhlw.go.jp/content/000632992.pdf

厚生労働省「雇用調整助成金支給申請マニュアル(休業)
(5月19日現在版)」
https://www.mhlw.go.jp/content/000631541.pdf

今回「従業員が概ね20人以下」を対象とした制度が、
「新設(と言っていいと思います)」されました。

事前に周知されていたこともあり、発表と同時に、
多くのお問い合わせが弊社にもありました。

しかし、前回記事でも触れているように、
どうも支給額が少なくなる可能性が高い方式に
限定されてしまう為、個人的にはおすすめしていません。

ハローワークに確認したところでは、
「20名以下であっても、通常の申請は可能だろう」
という回答でした(その段階ではっきりしていない様子)。

おそらくこの制度の新設の、そもそもの理由は、
小規模事業所に絞って「申請が難しかった会社への
救済をしていく」という側面が強い制度と考えます。

つまり、同じ助成金ではありながら、
選択肢が増えたことで、よくわからない場合、
受給額が少なくなる選択肢を選ぶ可能性も高まります。

今の段階で、制度を整理するとこんな感じではないか、
という図を作成しました。
参考にして頂ければと思います。

【web通信を始めました!】

先月からzoomを用いたweb通信を始めました。
月一回程度ですが、今は雇調金の説明をしています。

急ではありますが、5月26日(火)14時~(1時間程度)
開催の予定で、今回は参加費無料ですので、
ご希望される方はメールフォームよりご連絡下さい。

お問い合わせ

【雇調金 リンク集】
雇調金制度
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyufukin/pageL07.html

雇調金 様式集
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyouchouseijoseikin_20200410_forms.html

支給要件申立書(共通様式)
https://www.mhlw.go.jp/content/11600000/000613154.doc

支払方法・受取人住所届(共通様式)
https://www.mhlw.go.jp/content/11600000/000614311.xls
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★編集後記
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なんとなく概要はつかめましたが、個別の企業対応となると、
社労士でもついていくのは相当大変になってきました。

資料もかなり親切になっているとは思いますので、
大変ですが、必要な事業所様においては、
引き続き雇調金申請を頑張って頂きたいと思います。

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