社員とのコミュニケーションで知ってきたい○○とは?

社会保険労務士法人シャイン
代表社員の中村仁です。

先日、親知らずを抜きましたが、
痛みが全然引かず、歯医者で診てもらうと、
「まだ出血が相当あります」とのこと。

企業経営も一緒かもしれませんが、
順調な時には案外「痛み」が鈍くなるもの。

健康な時に、出来るだけ予防しておく。
わかっていても中々出来ないものですが(笑)。

さて、本題です。

【社員とのコミュニケーションは悩みが多い?】

このところの研修でも「社員とのコミュニケーション」
を1テーマにお話することが多くありますが、
結構評判がよかったりします。

それだけ「社員とのコミュニケーション」に
悩みや課題と感じている方が多い。

こういう事は不思議なもので
「自分がその立場だったら」で考えると、
結構大きなヒントになると思っています。

つまり「自分が部下だった場合」に、
どういう風に接してもらうのがよいか、
ということです。

【基本的には「かまってちゃん」?】
「かまってちゃん」という表現が一般的
かわかりませんが(笑)、自分を見てほしい、
自分を認めてほしい、という意味で使っています。

仕事が出来る社員に対しては、会社側も、
自然とそういう接し方をするでしょう。
ただし、最初は誰も「その会社の初心者」です。

そういう意味では少なからず、多くの方は、
最初「不安」の中、仕事をしているはずです。

それを「そんなこともできないのか」で始まれば、
本人もやる気を失ってしまいます。

入社間もない時こそ「かまってちゃん」を意識して、
会社が接するのが大事だろうと考えています。

【知っておきたい「60秒ルール」】
行動分析学という分野では当たり前のようで、
難しい言葉は使いませんが、こういうルールがあります。

「行動の直後に起こる結果が60秒以内でないと、
 その直前の行動に影響を与えなくなる」

これだけだと意味が解らないと思いますので、
例えばのお話。

動物園のイルカショーなどで、イルカの芸?
がうまくいくと、餌を直後に与えていると思います。

芸がうまくいく為の報酬として、
餌を与えることで、その行動を繰り返し
行おうとする生物の習性を使っているというのです。

これは基本的に人間も同じで、
良い行動があった直後に褒めることで、
その行動が強化されるという習性があります。

ただし「人間の場合は言葉があるじゃないか」
と思われる方もいらっしゃると思います。

「言葉」で伝える場合、やはり時間が経てば経つほど、
効果が薄れてしまうそうです。

例えば、部下にとても良い行動があった場合に、
1年後にその話をされた部下はどう思うでしょう?
「今更何を言うんだ」と考えるのではないでしょうか(笑)。

私達もお客様から大変感謝されたりすることが、
非常に大きな「モチベーション」に繋がります。
当然、それは反応が早ければ早い方が嬉しいものです。

良いことがあったら、早く、大げさにフィードバックする。
それだけでも部下の「やる気」にとっては非常に大きな
影響を与えると考えられます。

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★編集後記
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最近、労務管理は「ルールを作る」ことはベースで、
最終的には「ルールの中で社員のやる気を引き出す」ことが、
中小企業は苦手だということをよく感じます。

こういう「ちょっとしたポイント」を積み上げることが、
大きな変化につながると思います。

ご興味ある方は是非ご参加頂きたいと思います。

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