注意したい「グレーな労働時間」とは?

社会保険労務士法人シャイン
代表社員の中村仁です。

今年は休肝日を設けようと頑張っており、
お陰様で週2日のノルマは余裕で達成し、
だいぶお酒を飲まない日が増えました。

人生の何に価値を見出すかが重要だと思いますが、
やはり「健康」でないと何もできないと思い、
出来る限り健康な生活の為に出来る事をしたいと思います。

【グレーな労働時間とは?】

そもそも労働時間自体が定義が難しいのですが、
基本的に「指揮命令下」にある時間となります。

今回は「グレーな労働時間」を考えていきますので、
所定労働時間(労働時間として決められている時間)
以外の時間をみて行きたいと思います。

まず原則的には「労働時間以外の時間は労働時間ではない」
となります。

ただし、以下のような要件から見て「これは労働時間と
言えるのではないか?」という状況が確認されると、
それは労働時間として扱われる可能性が出てきます。

①業務遂行に関する義務付け
 …具体的な指示などが出ているかどうか?
②場所的拘束性
 …その場所にいなければいけないかどうか?
③業務性
 …行う作業等が、業務に関連する可能性が高いか?

仮にグレーな労働時間が、はっきりと労働時間と認定されると、
時間外労働や未払い賃金の問題に直結する為、短い時間であっても、
出来るだけグレーな部分はなくしておきたいところです。

【具体的にどんな時間が「グレー」なのか?】
具体的にトラブルになりがちな労働時間とはどんなものでしょう?

・仕事前後の着替え、朝礼、ミーティング、清掃活動
・参加が強制となる研修
・出退勤時の早すぎたり、遅すぎたりする打刻
・打刻後に黙認している労働や持ち帰り作業

自社を振り返って、同じような内容はないでしょうか?
上記はケースごとによって労働時間になるかどうかは、
違いますので、ご確認は頂きたいと思います。

中小企業で割と多くあるのが、朝礼や清掃活動など。
清掃活動など、当番制になっていることもありますが、
これも「やらなければいけないもの」であれば労働時間になり得ます。

研修は割とはっきりすると思いますが、強制的なものや、
受講の有無が成績にはっきり反映するようなものは、
労働時間となる可能性が高まります。

出退勤時の打刻についても、勤務地から自宅が遠い方や、
社歴が長い人など、非常に早い時間の打刻があったり、
終業後も同僚と話をしていて打刻が遅くなるということもあります。

どこまでやるか、という話になりますが、適正に打刻されない場合、
それらも労働時間と認定される場合があり得る為、
注意指導を行いながら、出来るだけ適正に打刻させることは重要です。

持ち帰りの作業は、会社が知り得ない場合、労働時間にならないですが、
明らかに持ち帰りしていることを黙認したり、作業量的に、
持ち帰りが必要なケースなどは労働時間となるでしょう。

【グレーな労働時間は出来るだけホワイトに!】
上記はあくまで一例ですが、社内を見回せば、
同じように微妙な時間帯や作業というものは多くあると思われます。

特に歴史のある会社などは、そこまで労働時間にうるさくない頃の
ある種の慣習的なものも多くあると思われ、こうしたものは、
出来るだけハッキリさせておくことが重要です。

弊社のお客様でも、最近入社の社員から指摘を受けて、
「これって労働時間になりますか?」という質問が出るケースが
少なからず出ている状況です。

中にいると中々気づきづらいものですが、未払い残業などは、
会社の経営に大きなダメージを与えるインパクトがあります。

是非、今の労働環境の中で、こうして事案がないか、
確認をして頂きたいと思います。

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※web通信 前回のダイジェストです。

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★編集後記
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グレーな労働時間は、ほぼすべての会社にあるのでは?
と思うくらい、普通に存在していたりします。

見つけてから解決までも中々難しいケースもありますが、
まずは「これは労働時間なのか?」という視点で、
社内を確認して頂きたいと思います。

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