評価制度でモチベーションアップできるのか!?

人事のお医者さん、人事制度構築士の中村仁です。

認定コンサルタント・人事制度構築士

この週末で一気に春(夏?)がやってきた感じですね。
桜はまだ本格的に開花していないようですが、
今年は入学式などに合わせていいタイミングで咲きそうです。

コロナが5類移行となって、はじめての年度の切り替え。
今年はコロナなどの影響ないかたちで、
本格的に通常運行になっていきそうですね。

【評価制度でモチベーションアップできるのか!?】
評価制度を入れる目標は様々だと思うのですが、
残念ながら(?)、働く側からすると、
評価制度に対する評価が低い、ということが多いようです。

以前、人事制度構築士関係のセミナーの中でも、
ある統計資料で、会社側で効果があるとしている一方、
社員側では不満が多いという真逆の結果が出たりもしています。

評価制度を入れて、一つ目指したいのは、
「社員の行動の(よい)変容」だと思います。

つまり「組織の考える良い行動が多いほど、評価される」
という仕組みを作り、その中で良い行動を促していく、
という流れを作っていく事だと考えます。

【評価制度への不満が多い理由は?】
ではなぜ、評価制度に対する不満が多いのでしょうか?

これも一概に言えるものではないのですが、
「上司がきちんと仕事を見ていてくれない」
ということが多いようです。

どういう事かというと、社員本人は頑張っている(つもり)でも、
そのことをきちんと上司が評価しないことで、
不満につながってしまうことが多い、ということです。

これは部下の仕事へのフィードバックが不十分で、原因として、
日頃からのコミュニケーションが取れていないということが考えられます。

皆さん自身も、何か良いことをしたと思った時に、
誰も何も反応をしてくれないと、少しがっかりするような
ことはないでしょうか?

「無反応が一番いけない」ということもあり、
良かれ悪かれ、部下の行動に対してフィードバックする、
ということも大切です。

【目指すのは「モチベーションを上げるコミュニケーション」】
評価制度はあくまで「道具」なので、制度をいれることで、
社員のモチベーションが上がることは難しいでしょう。

評価制度を入れるのはあくまで「はじまり」で、
それを「どう使っていくか」がとても大切です。

その使い方の中で「社員のモチベーションが下がる」ことになれば、
もしかすると評価制度はない方が良いのかもしれません。

評価制度もひとつの「コミュニケーションのツール」と考え、
制度を使うことで「社員のモチベーションアップ」に繋がるよう
運用をしっかりしていくことが大切です。

制度の基本はしっかりしていることが必要ですが、
それと同じかそれ以上に「運用をしっかりすること」が大切で、
その為には社員と制度をしっかり使いこなしていく努力が必要になります。

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★編集後記
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評価制度を入れるのは、それだけでも大変ですが、
そこから「しっかり使っていく」というところが、
実はすごく大変だろうと思っています。

制度をしっかり使いこなす為のフォローも、
人事制度構築士としては行っていますので、
そういったお悩みもお聞かせ頂けますと幸いです。

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