社員の「価値観」に注目!?

人事のお医者さん、人事制度構築士の中村仁です。

認定コンサルタント・人事制度構築士

今週前半で千葉県に農業関係の事業所の
視察に行ってきます。

業種に関係なく、会社の取組みで参考になることは多く、
今回もそうしたことに期待しながら行ってきます。

【社員との信頼関係は?】
先日、地元の商工会議所で行われたセミナーを受講。
そこで講師をされていたのがリハプライム株式会社
代表取締役の小池 修氏でした。

日本一社員が辞めない会社(小池 修 (著))
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会社立ち上げの理由も面白いのですが、
それは書籍に任せるとして、
社員との関わり方がとてもユニークでした。

小池氏は社員との関係構築に非常にこだわって、
「そもそも人ってこういうもの」という観点で、
色々な取組みをされていらっしゃいました。

中でも評価制度とも大きく関わってくる、
「社員との信頼関係」。
これがないと、評価どころではありません(汗)。

皆さんも想像してみてください。
嫌いな人(上司)がどんなにいいことを言っていても、
聞く耳を持たないでしょう(笑)。

社員が言う事を聞かない、というのは、
社員に問題がある場合もあるとは思いますが、
「発言している側が信頼関係を構築していない」と言います。

【社員の「価値観」に注目!?】
小池氏が注目したのは「社員の持つ価値観」。
具体的には「その社員が大切にしているもの」です。

社員が辞める多くの理由は、待遇が極端に悪くなければ、
「半径5メートル以内の人間関係」がほとんど。

私も社労士として多くの会社に携わる中で、
待遇を理由で辞める場合も稀にありますが、
多くは「人間関係(ハラスメントなど含む)」です。

お互い人間なので、簡単に原因を特定はしづらいですが、
上司の側が部下に寄りそうにあたり「部下の価値観」を知り、
それを大切にすることで、信頼を得やすいというのです。

例えば「家族のことを大切にする部下」がいた時に、
家族の事を大切にしないような扱いや対応をされると、
それがきっかけで、相手のこと受入れ難くなるというのです。

考えてみると、私達もそれぞれ大切にしているものがあり、
そうしたものをけなされるような扱いを受けると、
その人に対して良い感情は持ちづらいです。

小池氏の会社では「お互いの価値観を確認する」ことを行い、
それをお互い大切にするという取り組みをしているそうです。

会社というのは、結局「社員がやる気を出す」ことで、
多くの成果を上げていくという図式になります。

小池氏の会社では「前向きな言葉を使う」というような
細かい取り組みもされているようですが、
こういう細かい積み上げが社内の文化・風土を作り上げます。

人事評価などと直接関係ないかもしれませんが、
やはり「お互い信頼できる職場」だからこそ、
はじめて「お互いの話も受け入れられる」。

私がセミナーで聞いた話は、ごく一部分だと思いますが、
気になった方はぜひ書籍も手に取って頂ければと思います。

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★編集後記
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人事評価制度の枠組みがどんなに優れていても、
それはあくまで「道具」であり、
それを使うのは「人間(社員)」です。

道具を少しでも効果的にするために、
こういう取り組みも必要だと考えています。

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