【管理職向け】連休明けの部下とのコミュニケーションで気をつけたいNGワード
社会保険労務士法人シャイン
代表社員の中村仁です。
バタバタと4月末を迎え、カレンダーもよくわからないまま
連休に突入し(笑)、割とのんびり連休が終わりました。
今年は燃料系の高騰もあり、近場でちょっと贅沢をする
という過ごし方をされている方が多い印象でしたが、
皆さまはいかがお過ごしでしたでしょうか?
ゴールデンウィークが明け、職場に日常が戻ってくる中で、
ちょっと気を付けたいテーマになります。
【連休明けの部下とのコミュニケーション?】
連休明けのこの時期、人事労務の観点から特に注意したいのが、
社員の「メンタルヘルスの不調(いわゆる五月病)」です。
新入社員に限らず、既存の社員であっても、長期休みからの
復帰時は心身のバランスを崩しやすいタイミングです。
このような時期、管理職の皆様の「何気ない一言」が、
知らず知らずのうちに部下を追い詰め、モチベーション低下や
離職の引き金になってしまうことがあります。
今回は、社会保険労務士の視点から、連休明けに部下へかけてはいけない
「NGワード」と、効果的なコミュニケーションのポイントを解説します。
【連休明けに避けたい!4つのNGワード】
NGワード①:「しっかり休んだんだから、バリバリ働いてよ!」
【なぜNGなのか】
「休んだ=元気が100%回復している」とは限りません。
休み中の生活リズムの変化により、かえって疲労が溜まっていることもあります。
このような言葉は、部下にとって強いプレッシャーとなり、
「しんどい」と言い出せない空気を作ってしまいます。
⭕ こう言い換えましょう
「連休はゆっくりできた? 今日からまた、少しずつペースを戻していこうね」
(いきなりトップギアを求めるのではなく、助走期間を許容する姿勢を見せましょう)
NGワード②:「なんだか休みボケしてるんじゃない?」
【なぜNGなのか】
連休明けは誰でも一時的に集中力が低下しやすくなります。
そこを「休みボケ」「たるんでいる」と否定的な言葉で指摘すると、
部下は反発心を抱いたり、萎縮したりしてしまいます。
⭕ こう言い換えましょう
「少し疲れているように見えるけど、体調は大丈夫? 何か手伝えることはある?」
(責めるのではなく、体調を気遣い、サポートする姿勢を示しましょう)
NGワード③:「五月病なんじゃないの?(笑)」
【なぜNGなのか】
不調を茶化したり、素人が「五月病」と決めつけたりするのは厳禁です。
部下が本当に悩んでいる場合、深く傷つけることになります。
また、重大なメンタルヘルス疾患のサインを見逃す原因にもなります。
⭕ こう言い換えましょう
「最近、少し元気がないように感じるけれど、何か困っていることや悩んでいることはない?」
(具体的な変化(遅刻が増えた、口数が減った等)を挙げつつ、事実ベースで優しく問いかけましょう)
NGワード④:「私の若い頃は、連休明けでももっと動けたよ」
【なぜNGなのか】
過去の自分や他の社員との比較は、部下の自己肯定感を下げるだけで、
何のプラスにもなりません。
働き方や価値観が多様化している現在、自身の経験則を押し付ける
マネジメントは機能しにくくなっています。
⭕ こう接しましょう
過去の話はグッと飲み込み、「今の目の前の部下」の状況にフォーカスしてください。
【管理職に求められる「観察」と「傾聴」】
会社には、従業員が心身ともに安全に働けるように配慮する
「安全配慮義務」があります。
管理職の皆様は、現場におけるその重要な役割を担っています。
連休明けは、まず部下の様子を「観察」してください。
・挨拶の声が小さい
・遅刻や欠勤が増えた
・ちょっとしたミスが目立つ
・服装や身だしなみが乱れている
こうした「いつもと違うサイン」にいち早く気づくことが重要です。
そして、サインに気づいたら、面談などの機会を設け、
部下の話を否定せずに最後まで聴く「傾聴」を心がけてください。
解決策をすぐに提示できなくても、「自分の話を真剣に聞いてくれた」
という事実だけで、部下の心は大きく救われます。
【管理職も「一人で抱え込まない」】
連休明けの職場は、適度な緊張感とともに、温かい気遣いが必要です。
管理職の皆様の言葉一つで、部下のモチベーションは大きく変わります。
もし、部下の様子で気になることがあったり、メンタルヘルス対応で
迷われたりした場合は、決して一人で抱え込まず、人事部門や産業医、
社会保険労務士などの専門家へお気軽にご相談ください。
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★編集後記
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ベテランであっても、1週間ほど仕事を離れると、
調子を戻すのに、少し時間がかかると思います。
特に仕事に慣れてきたような社員に対して、
本記事のような声かけをしてしまいそうですが、
少し踏みとどまるのが大切だと感じます。
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