JAバンク山梨ニューファーマー育成スクール 講師を務めました!

社会保険労務士法人シャイン
代表社員の中村仁です。

最近「怪獣8号」というコミックを読んでいます。
最新刊が12月3日に発売され、購入し、
あっという間に読み終わってしまいました。

次巻の発売が2月頃だったと思いますが、
待ち遠しいなどと思っているあいだに、
あっという間にやってくると思います。

【JAバンク山梨ニューファーマー育成スクール】

http://www.jabank-yamanashi.or.jp/agriculture/seminar/school/2021_01.php

・勘と経験に頼らない高度な経営を目指している農業者
・経営感覚を身に付けて儲かる経営を目指している農業者
・栽培技術だけでなく6次産業化や販路拡大などを目指している農業者

上記の方達を対象に毎年行われている研修で、
マーケティング、販売、財務など、
非常に幅広い内容をテーマに盛り込んでいます。

私は社労士の入来院重宏先生から引き継ぐかたちで、
「雇用管理と人材育成」を2018年から担当しています。

私も長い事、県内外の農業に関する労務管理に携わり、
近時は社労士ネットのメンバーとも色々情報交換し、
農業における労務管理の難しさをつくづく感じます。

社労士ネット
https://www.be-farmer.jp/service/sharoushi/

【講義内容は??】
午後の時間を使って、およそ半日で研修を行っています。
個人的に労務管理で知識をつけるのと実践は全く別物だと
思っているので、講義はそこそこにワークに時間を使います。

実際やってもらっているのは「労働条件通知の作成」と
「簡易的な給与計算の実践」です。
この内容自体は、中小企業全般にやって頂きたい内容です(笑)。

労働条件通知の作成は、賃金、労働時間など、
雇用に関する基本的な内容の整理をするのに、
とてもよいワークだと思っています。

かなりの中小企業が「自社の1日の労働時間がわからない」
「休日数がこれでよいのかわからない」、「賃金の支払いは
これでよいか」ということがわかっていません。

労基法など、基本的な法律を一通り説明したうえで、
まずは自社の労働条件を書式にまとめてもらいます。

【給与計算の実践】
もうひとつ、よく間違っているのが「労働時間のカウント」と
「割増賃金の計算」です。

厚生労働省 しっかりマスター労働基準法~割増賃金編~
https://jsite.mhlw.go.jp/tokyo-roudoukyoku/content/contents/000501860.pdf

労働時間のカウントについては「どういう時間が割増賃金の
多少なのか」がそもそもわかりづらいので、そのことを確認。

農業における労働時間の適用除外についても説明しますが、
今後は農業でも割増賃金を支払う可能性がある前提で、
基本的な割増賃金の計算をやってもらいます。

その上で、給与明細を実際に作ってみるという作業をします。
ここまでやっておけば、雇用に関しての基本項目としては、
十分だろうと思っています。

今回参加された方も一通りやりきれており、
今雇用をしている参加者の方達も、見直すべき部分が
いくつかあることに気づいて頂けたようでした。

【参加者の声】
・労働条件等をあらかじめ決めておくと後で問題にならず済むので
最初にしっかり決めておこうと思う。

・雇用しているが、細かいところで法律を守っていない部分がありました。

・ワークがよかったです。やってみること重要です。

・社会保険などに入ったらどのような費用がかかるか分かった。

・労働条件通知書等のワークでイメージがつかめた。

ありがとうございました!!

【令和3年12月のweb通信です】
【テーマ】『確認しておきたい令和4年の雇用に関する法改正!』
令和3年12月21日(火) 14時~15時
参加費:無料

申し込みはこちらから↓↓
https://forms.gle/y5v6Rp2VoYG4Qh9U7

※web通信 前回のダイジェストです。
https://youtu.be/503VFerybp0

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★編集後記
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コロナが落ちついて、リアル研修も少しずつ戻っています。
こちらとして伝えることは一緒ですが、対面の方が、
やはり伝わる情報量が多いと思います。

今回の参加者の方達が、よりよい労働環境づくりをしながら、
自社の価値を社員の方達と高めていって頂ければ嬉しいです。

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