令和6年度 最低賃金の目安が示されました!

社会保険労務士法人シャイン
代表社員の中村仁です。

夏休みシーズンですが、子のいる親とお話すると
「暑すぎてでかけられない」という話をよく聞きます。

外に出ると「危険」を感じるような暑さで、
車に乗っていても「肌が痛い」と感じることも。

まだまだ暑さが続きそうなので、
とにかく「安全第一」で過ごしたいですね。

【令和6年度 最低賃金の目安が示されました!】
厚生労働省 令和6年度地域別最低賃金額改定の目安について
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41785.html

毎年10月に更改される最低賃金の目安が示されました。
事前から「今年は50円くらいはいく(高ければ60円台)」
という予測でしたが、結果50円ということで、落ち着いたようです

更に今年度から、賃金を上げるランク分けがあり、
今まで4つだったランク分け(A~D)が
3つ(A~C)になり、全体の賃上げが進みやすい体制になりました。

またすべてのランクで、目安が50円ということなので、
実質「各県50円以上あげるように」となります。

この目安額を受けて各県で審議会を開き、
8月下旬には最低値賃金が固まるという流れです。

昨年度も、そもそも最低賃金が低いDランクの県については、
目安額+3~4円というところが多く、今年度も、
50円+5円くらいは十分にあり得ると考えられます。

【もう一つのテーマは「目指せ1,000円」?】
少し前の報道で「67円プラス」という話題も出ていました。
根拠としては「現在1,000円未満の県について、
実際の額で1,000円を超える」場合の金額とのことでした。

そう考えると、目安は50円だとしても、
目指すところとして「実際額1,000円」という流れがありそうです。

例えば、山梨は現在938円なので、1,000円まで上げるとすると、
62円のアップが必要です。
さすがに目安+10円はないと思いますが、今回はわかりません。

ちょうどお盆休みの頃になりますが、影響が大きい会社については、
注視して頂きたいと思います。

また政府は賃上げに関する施策のひとつとして、
業務改善助成金を進めています。
事前の準備が色々とありますので、申請をご検討であればご相談ください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/zigyonushi/shienjigyou/03.html

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★編集後記
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今回、この報道を受けて、時給者全体の賃上げをする、
という話がかなり耳に入ってきています。

底上げするだけでなく、最低賃金よりも高めの時給額の社員も
同じくらいのレベル感での賃上げは避けられなそうです。

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