悩ましい労働条件設定!?
社会保険労務士法人シャイン
代表社員の中村仁です。
先週末、1年半ぶりくらいにゴルフに行きました。
スコアは自分の目標を半分くらい達成した、
という感じで、割と満足でした。
今年は外に出るという個人的目標の中で、
「ゴルフコースに10回は行く」ということも
目標に掲げて、ぼちぼちやりたいと思います。
【働き方改革とその影響】
昨年度、最低賃金の大幅アップとなり、
賃金の設定も非常に悩ましいところですが、
それ以外の労働条件も中々悩ましいことが増えています。
2019年に始まった「働き方改革」も、
大きいところで、時間外労働の上限規制などですが、
大テーマとしては「働かせ方をどうするか」という点でした。
つまり、これまでの正社員、パートタイマーという、
ある種、固定的な働かせ方を少し柔軟に考え、
人口減による人手不足に対応していこうというものです。
またそこに「年次有給休暇の付与義務」など、
雇用をする為に、かなり高いハードルも設け、
年休はその通り、取得率が相当上がってきています。
今般2024年問題ということで、運送・建設においても、
業界を壊すくらいのインパクトで法改正が進んでいます。
【悩ましい労働条件設定!?】
そんな中で、雇用をすることは益々大変になり、
会社側も、色々な方法で雇用をする方法を考えます。
私もそういった相談に、色々な可能性を提示しながら、
その会社にあった方法を検討していきます。
その中で「法的に問題ないが、働き手に厳しい条件」も、
かなり多くあります。
当然、適法であることは必要なんですが、
その一方で「この条件で働き手が来ますか?」
という確認をすることも多くあります。
最近の一番の悩みは「今いる社員のこともあるが、
それ以上に、求人の応募がない」という悩みが多く、
人手不足が恐ろしいスピードで進んでいることを実感します。
賃上げもそうですが、労働時間、休日を中心に、
年次有給休暇の取得、働きやすいシフトの設定、
ひいては営業時間の変更にまで繋がっています。
SDG’sではないですが、持続可能な経営を模索すると、
一昔前に考えていた「当たり前」では、とても雇用することが、
難しくなってきているというのが現実です。
【雇用をする上で大切なバランス】
まずは経営があっての雇用ですから、当然経営を軸に、
「どういった雇用をするか」を考えていきます。
社労士の範疇を超える場合もありますが、今の雇用方法で、
事業の継続が難しい場合は、事業の在り方、運営の仕方、
機械化の検討など、かなり大掛かりなことも検討が必要です。
AIの活用もかなり日常的になってきている中で、
やはり「人にしかできない仕事」をどう抽出して、
そこに注力していくかがとても大切だと思います。
中小企業は経営基盤も弱く、大きな設備投資は難しいですが、
出来る事を少しでもやりながら、雇用をする必要があれば、
働き手に選ばれる会社づくりを意識していく事が重要だと思います。
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★編集後記
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雇用の継続が本当に難しい時代になってきていると思います。
私も、出来るだけ新しい情報に触れながら、
そういうことをお客様と共有していく必要があります。
ただでさえ子供が減っている世の中なので、
事業継続を考えた時に、例えば10年後の社員のあり方なども、
少しずつ考えていく必要があるように思っています。
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