小さな会社向けの人事・賃金制度のご紹介

社会保険労務士法人シャイン
代表社員の中村仁です。

今年度、期中に予定した事業の多くが
中止・延期となる中、この3月は、
それらがまとまって行われていたりします。

そんなわけで(?)例年以上に、
この3月は自分の時間が取れずに、
結構追い込んで仕事をしています。

まだまだ新型コロナの収束は遠そうですが、
4月以降の新しい年度が前向きに進むよう、
自分の仕事も含めて計画していきたいと思います。

さて、本題です。

【小さな会社向けの人事・賃金制度!?】

過去にも何度かブログの中で触れているかもしれませんが、
何年か前から社労士の榎本あつし先生がお考えになった
「A4一枚評価制度」をオススメしています。

制度そのものについては、榎本先生のページに
詳しいので、そちらを一部引用します。

株式会社MillReef(ミルリーフ)「A4一枚評価制度」
https://millreef.co.jp/a4system/

【以下、ページより引用】
「A4一枚評価制度®」は文字通り、A4一枚の評価シート

にて運用を行うシンプルな人事評価制度です。

そして目的は「業績向上」と「人材育成」のみに絞り、
通常の人事評価制度で求められる「公平性」「納得性」は求めません。

・「えこひいきを堂々と」
・「まんべんなく」より「一点突破」の強み
・「全員で一丸」
・「多少の理不尽さを活かす」
・「スピード&フットワーク」

【人事制度を入れたいというニーズ】
弊社のお客様の中でも社員20~30名規模になると、
「社員への目が行き届かなくなる」ので、
評価制度を入れたい、といった相談が一定あります。

では、実際に人事制度を入れている会社が
うまくいっているかというと、実際そうでもない、
かえって「人事制度が不満要因になる」こともあります。

それはなぜか?

原因は色々あると思いますが、共通したポイントは、
こんなところではないでしょうか??

・評価制度の目的が共有されていない。
・評価者に評価する能力がない(訓練していない)。
・「事実」に基づいが評価が行われていない。
・評価と賃金などが紐づく場合、賃金に合わせて調整が入る。

【「運用」が非常に大切!】
評価制度は「制度(箱)」を作って終わりではなく、
制度をしっかり「運用する(つかう)」ことで効果が出てきます。

特に中小企業の場合、元々限られた人的資源の中で
働いている為、日々の仕事に加えて評価制度を入れると、
「ただのお荷物」になることも少なくありません。

そこでこの制度は「目的」を明確にしながら、
成果をしっかり出すために「運用」を重視します。

「運用を重視する」とは、どんなことでしょう?

・期初に「現状」と「目標」を上司・部下で確認する
・目標の達成をする為に面談を2週間に一回行う
・評価を賃金などに直結させない(参考にする)

評価制度をすることで「何をするか」は会社ごとで違います。
しかし、結果的に「社員の成長」「業績向上」など、
繋がらないのであれば、制度はない方がよいかもしれないです。

【制度設計をお手伝いします!】
弊社もこの制度設計のお手伝いをしてきていますが、
この4月より「A4一枚評価制度」の「公認コンサルタント」
となり、よりしっかりと対応できる体制となります。

この「A4一枚評価制度」を使うことで、
「小さな会社だけど、評価制度を入れられないか?」
というお悩みを解消できるかもしれません。

今後、この制度の情報発信も進めていきたいと思います。
制度については個別にご相談に乗ることは可能ですの、
まずはお気軽にお問合せください!

【3月のweb通信です!】
テーマ:『法的ポイントを押さえた賃金決定法!』
詳細・お申し込みはこちら↓
https://forms.gle/8CY3zpLSb1wcvAr19

令和3年3月23日(火) 14時~15時
参加費:無料

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★編集後記
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この時期、弊社でも保険料率の案内をしますが、
結構大変な作業です。

保険料の計算はやり直すと結構大変なので、
適切な時期に適切な変更をお願いします。

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