JAバンク山梨主催の研修講師を務めました!

おはようございます、山梨県南巨摩郡身延町の
社会保険労務士法人シャインの代表社員、中村です。

前回に続いて、今回も研修講師ネタです。
講師目線で気づいたことを書いてみます。

【ニューファーマー育成スクール】

制度概要
JAバンク山梨 ニューファーマー育成スクール

昨年度からあるきっかけでお声がけ頂き、
今年、2度目の講師として携わらせて頂きました。

・勘と経験に頼らない高度な経営を目指している農業者
・経営感覚を身に付けて儲かる経営を目指している農業者
・栽培技術だけでなく6次産業化や販路拡大などを目指している農業者

こうした目標の中で、複数回の研修があり、
私は「雇用管理と人材育成」というテーマ担当です。

【体験型の研修】
ワークをできるだけ取り入れて欲しい
というオーダーがあるため、講義も含めながら、
約4時間の研修の半分程度はワークとしています。

ワークは主に2つ。
① 労働条件通知の作成
② コミュニケーションの取り方

労働条件通知の作成については、雇用の基本がすべてあり、
実際に作ってもらうと、自社の雇用を文面にすることの
難しさを実感して頂くことができます。

実際に雇用している参加者もいる中で、
知らなかったという気づきが多くあり、
自社の雇用のあり方を見直すきっかけになります。

またコミュニケーションはコーチングのスキルを応用し、
傾聴や質問、承認といったことを皆さんに体感して頂きます。

上司・部下の関係となったとき、自分が部下ならこうしてほしい
というのが、上司の立場になると中々できません。

模擬面談のようなかたちで、上司がどんな接し方をすれば、
部下のスキルアップに繋がっていくのかを考えました。

【今回見えてきたこと】
研修全体を通じて、非常に活発に質問が出され、
これから農業に関する事業を大きくしていこうという中で、
皆さんが気にしていることが色々浮き彫りになりました。

・保険関係はどんな制度があり、保障があるのか?
・雇用をするときにはどんな手続きが必要なのか?
・労働時間や給料はどんな設計がいいのか?
・そもそも労働時間はどういう風に考え、管理するのか?

このところの研修では、働き方改革に絡めて、
国が進んでいる方向性などを話していることが多かったですが、
基本の法律や手続きを聴きたいニーズが強くありました。

今年も色々な立場の方の前で話をしてきましたが、
レベル感の設定を間違えると、お互い辛い時間となります(笑)。

今回も色々な反省がこちらにもあったので、
同じような機会があれば、浮き彫りになった点を、
もう少ししっかりサポートできればと思っています。

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★編集後記
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研修講師業務は、皆さんの知識を広げる場ですが、
私自身のたまったネタを吐き出させて頂き(笑)、
また現場で何を考えているか確認するよい場です。

これまで自主的な研修会はありませんでしたが、
来年は、何回か自主的な研修会を
企画できれば、と考えています。

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