今年の最低賃金の動向は!?
山梨県南巨摩郡身延町の社会保険労務士法人シャインの
代表社員、中村です。
最近は、労働保険、社会保険の定期的な手続きで、
業界的に繁忙期なのがあるのと同時に、
助成金の相談などもあり、曜日感覚がめちゃくちゃです。
先週末も、今週ある業務の準備をしていましたが、
今週、雇用調整助成金の動きがあるかもしれないので、
それによってまた流れが変わっていきそうです。。
さて、本題です。
【今年の最低賃金の動向は!?】
安倍総理「雇用最優先」最低賃金引き上げに慎重姿勢(20/06/03)
https://www.youtube.com/watch?v=rCwuIW4m7aM
毎年10月に改定している最低賃金。
このところ、毎年3%程度全国平均であげられています。
厚生労働省 【最低賃金制度とは】
https://www.mhlw.go.jp/www2/topics/seido/kijunkyoku/minimum/minimum-10.htm
『最低賃金制度とは、最低賃金法に基づき国が賃金の
最低限度を定め、使用者は、その最低賃金額以上の
賃金を支払わなければならないとする制度です。』
賃金は会社である程度、自由に決められますが、
地域ごとに定められた最低賃金を下回る金額は、
だめですよ、というのがこの制度。
厚生労働省 令和元年度地域別最低賃金改定状況
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/minimumichiran/
各種報道で触れられているように、今年はこの最低賃金の
引上げが慎重に進められるようです。
特に安倍晋三首相が「今は官民を挙げて雇用を
守ることが最優先課題」と発言していることから、
最低賃金を上げることへ固執しない姿勢を見せています。
【現場を見ると…】
山梨県も最低賃金が837円となっており、
少し前までは800円が一つのハードルだったと思います。
東京はすでに1,013円と、1,000円を超えており、
山梨では1,000円以上の時給はまだまだ限られています。
そんな状況で、今も最低賃金とほぼ同額の
雇用はかなり多いと考えられ、毎年10月の改定で、
あわせて時給アップも少なくありません。
今年、どのように決定されるかわかりませんが、
逆に一部聞こえる声としては、「いい人財を雇うチャンス」。
社会全体が雇用に厳しい状況の中で、
ある程度、余力がある会社はここで、
積極的に新規採用を進めているようです。
「アフターコロナ」という言葉も出てきて、
見通しが非常に厳しい状況ではありますが、
今、どう取り組むかが、今後に大きく影響していきそうです。
【雇調金 リンク集】
雇調金制度
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyufukin/pageL07.html
雇調金 様式集
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyouchouseijoseikin_20200410_forms.html
支給要件申立書(共通様式)
https://www.mhlw.go.jp/content/11600000/000613154.doc
支払方法・受取人住所届(共通様式)
https://www.mhlw.go.jp/content/11600000/000614311.xls
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★編集後記
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5月後半から、雇用調整助成金を検討する、
という相談が増えてきているように感じます。
今はとにかく「耐え忍ぶ」時期ですが、
ここで次のステップを考えているかが、
非常に重要だと考えています。
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