人事評価制度=人財育成?

社会保険労務士法人シャイン
代表社員の中村仁です。

数年前から「ミニ〇〇」というようなゲーム機が出ており、
先日、子供の頃に遊んでいた「メガド〇ライブ」のミニ版、
「ミニメガ〇ライブ」を買いました。

https://sega.jp/mdmini/titlelist.html

当時5,000円くらいするようなソフトが40本くらい入っていて、
お得感がとてもあり、調子よくやりだすのですが、
時間がなくてどれも10分程度やっておしまい。

子供の頃に寝る間も惜しんでやっていたあの時間は、
どこからやってきたのでしょう(笑)。

ドラ〇エなんて有名ソフトもよく発売時、行列しましたが、
今はそんなこともないんでしょうか(笑)???

さて、本題に入ります。

【人事評価制度の理想と実態?】

人事評価制度のイメージはどんなものでしょう?

一般的に下記のようなものが多いのではないでしょうか?
・会社の目標に沿った目標を立てる
・評価(点数)をつける
・モチベーションアップにつなげる
・処遇(給与・賞与)の決定を公正に行う

では、実際の現場で起きがちな問題とは?
・目標が曖昧で評価が適正に行われない
・評価が実際の行動でなく印象などで決まる
・目標決定・評価面談は時間のムダ
・処遇決定は必ずしも評価制度と紐づかない

上記は少し極端な例かもしれませんが、
割と多くの会社で当初の目的と実際の運用で、
真逆のことが起きている場面は多く感じます。

人事評価制度を入れている会社の皆さんは、
その「目的」を理解できているでしょうか?

【人事評価制度の「目的」とは?】
人事評価制度の目的…。
こちらも一般的に下記のようなものが多いのではないでしょうか?
・人財育成
・処遇決定
・業績向上
・社員の動機付け

イメージに近い部分も多いと思いますし、
目的はその組織によっても違うと思います。

問題は…
その「目的をみんなが知っているか」
ということです。

今、人事評価制度をやっている会社の皆さんは
「目的」をはっきり言えるでしょうか?

おそらく導入の当初、目的は決めているはずですが、
やっていくうちにその目的を忘れてしまい、
一般社員どころか、管理職、社長も忘れていることがあります。

何事も「目的」あっての制度運用のはずです。

【人事評価制度=人財育成?】
弊社で導入サポートしている「A4一枚評価制度」。
この制度は「業績向上」を得意とする制度です。

では業績向上のために何をするのか?
人事評価制度を使って「社員の行動」を改善していきます。

評価制度の評価項目は会社の「こんなことを頑張って」
が書かれているはずです。

そうなると評価制度は「単なる点数付けの制度」ではなく、
「会社が頑張ってほしいことをどれだけできているか」
の確認の作業となります。

その為に上司・部下共に「何をやるべきなのか」を
常に確認しておく必要があります。

ほとんどの会社はこの「何をやるべきか」を忘れて、
「なんとなくの印象で」点数をつけて、
その結果に部下は不満を持ったりしてしまいます。

やる気を引き出すための制度のはずなのに、
おかしなことですね?

結局、会社の業績は「社員の行動の集積」です。
社員がやるべきことに取り組んで、その結果として、
会社の業績に繋がってくると考えられます。

その為に評価制度という「道具」を使いながら、
「会社はこういうことを望んでいます」ということを伝え、
そのことが実際に行動に繋がっているかを確認するものと言えます。

その過程で、結果的に「会社が求める社員の育成」、
つまり「人財育成」が進められていくと考えています。

評価制度を導入している会社も、これからの会社も、
是非「何のためにやっているのか」を再度ご確認頂ければと思います!

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★編集後記
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人事評価制度に限らず、「目的」を置き去りにした取組みは
少なからずあると考えられます。

すべての事がそうとは言いませんが、「やることには意味がある」。
その目的に立ち返るということは、非常に重要だろうと思います。

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