社員とトラブルがあった場合の初動とは!?
社会保険労務士法人シャイン
代表社員の中村仁です。
新型コロナの影響で、県をまたいだ活動に、
結構色々制限が出始めています。
距離の問題でなく、地域の問題なので、
この冬は、業務的にも打合せなど、
必然的にwebを使う必要が出てきそうです。。。
新型コロナ、お互い気を付けましょう!!
さて、本題です。
【社員と揉めかけています…】
「社員からこんなことを言われています…」。
うちの場合、そんなに多くはないですが、
それでも数カ月に1回くらいはこの手の連絡があります。
当然、まず状況をヒアリングします。
特に気にして聞くのがこんなところです。
① その社員の勤務年須、年齢、家族構成
② いつ頃からそんな風になっているのか?
③ 社内の状況(周りの社員の様子)はどうか?
なんとなくですが、これらの情報を基に、
どんな対策を打つかを検討します。
【初動はとても大事!】
本当であれば、トラブルになる前に、
その問題を何とかできなかったか、
になります。
中小企業の多くの場合は「何度も注意してきた」
と言葉が返ってきますが「注意書など出しましたか?」
というとほとんど「ノー」です。
また「すぐに注意書を出しましょう」と言っても、
半々くらいでやったりやらなかったりです。
社員の行動などに問題がある場合、最初の数回は、
当然、口頭での注意で改善を目指しますが、
何度も繰り返される場合、書面による注意は必須です。
なぜかと言えば、証拠能力が全く変わってくるからです。
口頭で注意していた、と言っても、私を含めて、
どの程度のことをしていたか全くわかりません。
やはり日付入りの書面で、しっかりと事実を記入し、
どういうやりとりがあったかを残しておくことで、
会社がアクションしていた事実がはっきりと残ります。
【対応方法に答えはない!】
基本的な解決の方向性は、トラブルの種類によって、
大体決まってきますが、最終的にはやはりケースごとで、
打つ手が大きく変わってきます。
例えば、該当社員が1年目の社員と勤続10年の社員とでは、
当然に10年の社員の方が対応が難しくなりがちです。
また、トラブルの内容にもよりますが、
会社側がしっかり対応しないと、周りの社員の、
就労環境に悪影響が出ることもあり得ます。
トラブルを起こさない為の予防が出来ていると、
問題が起きた場合も、割と初動対応の部分で、
解決することも少なくありません。
労使トラブルが複雑化する中、すべての問題の予防を、
しっかりとするのはとても難しいと思いますが、
重点ポイントを押さえた労務管理が大切になります。
当然、就業規則も重要になりますが、
今度、そうしたポイントの解説を致します。
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★編集後記
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かなりしっかりやっている会社でも、
たまに出てきてしまう、この手の話。
万人にあった職場環境というのはないものの、
やるべきことをやっておくとトラブルが起きた場合、
相当に対処のレベルが違うのは間違いないと思います。
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