社会保険料の適正化?!

おはようございます、山梨県南巨摩郡身延町の
社会保険労務士法人シャインの代表社員、中村です。

企業にとって非常に負担が大きい社会保険。
「なんとかなりませんか?」という質問が多い中、
「こういうことだ」を書いてみます。

【社会保険料とは何か?】

毎月の給料から、色々なものが引かれていると
思います。

その中で、一定以上の労働時間がある方は、
「厚生年金保険料」「健康保険料(介護保険料)」
が引かれていると思います。


大きく「社会保険」というと、これに「雇用保険」
「労災保険」も含まれたりしますが、ここでは、
上の「厚生年金」「健康保険」に限定します。

これ、実は結構仕組みが複雑で、
普通に計算するのにも色々覚える必要があります。

【社会保険料の計算】
日本年金機構 厚生年金保険の保険料
https://www.nenkin.go.jp/service/kounen/hokenryo-kankei/hoshu/20150515-01.html

原則的には、入社の時に決定し、
その後「4~6月」の給料額を元に、
毎年の保険料を決定していきます。

これは月々の給料に関する計算ですが、
賞与を支払う時にも、その時の保険料を掛けて、
計算された額を引かれます。

また意外に知られていないのが、
社員から天引きされた額と同じ額を、
会社も保険料として国に納めています。

その為、社員自身が納めるだけの保険料より
多くの額を国に納めていることになります。

【社会保険料の適正化?】
実はこの保険料が経営的には大きな負担で、
法人化する時の大きな壁のひとつになっていると
いう事もできるかと思います。

そんな中で「社会保険料の適正化」的な文言で、
この保険料を出来るだけ支払わないようにする、
という話もあるようです。

やり方は様々あるようですが(?)、
私の立場では「社員の為には、
結構危ないこと」と考えます。

保険料の支払いを少なくするという事は、
「将来もらえる年金額」に影響します。
社員の年金が減ってしまう可能性があります。

また、私傷病で休んだ場合に受け取れる
「傷病手当金」の額も、
本来の額より低くなる可能性があります。

そもそもとして「会社が何かやっている」
という不信感を持たれてしまうと、
離職に繋がる可能性もあると思います。

実際、この保険料を払う事は大変ですが、
しっかりとした企業は、しっかりと払って、
経営を続けています。

保険料自体が高いことは、今後も議論があるでしょうが、
今は大変でも、社員の為にしっかりと納める、
これが必要な姿勢だと考えます。

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★編集後記
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「法の抜け道(?)」的な相談が稀にありますが、
「それは社員の為になりますか?」と問い返します。

ぎりぎりの方法の為に頭を使うのであれば、
社員が活躍できる方法、社員が辞めない方法に
頭を使う時代ではないかと思います。

※本記事の記載内容は、公開当時の
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