社員に「将来を見せたい」という人事制度!

人事のお医者さん、人事制度構築士の中村仁です。

認定コンサルタント・人事制度構築士

今週、山梨社労士会の事業で、一般事業所向けに
セミナー講師をすることになりました。

仕事柄「人に伝え、理解してもらう」という場面が多く、
こちらで「伝わった」と思っていても、そうでない場面も
結構多く、がっかりすることも多くあります(汗)。

社長の想いも、中々伝わらない、という場面で、
今回のような内容も大切なことかもしれません。

【社員に「将来を見せたい」という人事制度!】
人事制度を検討されている会社からの声として、
社員からの「会社の方向性が見えない」「将来が不安」
というような想いに応えたいということがあります。

こういった社長は既に「想いを伝える」ということは、
行っていると思うのですが、伝わるだけの
内容になっていない、ということがあるのかもしれません。

私も毎年「経営計画」などを時間を取ってやっていますが、
期中にそういったことに触れると、職員から「初めて聞きました」
という残念な反応が少なからずあります。。。

やはり「社員に将来を見せたい」という時に、
ひとつの方法として「人事制度」というものは、
効果を発揮するのではないかと思います。

ひとつは「賃金制度」。

賃金がすべてとは言いませんが、賃金が重要、
ということもまた事実だと思います。

特に自分の将来を考える若い社員にとって、
最重要な内容かもしれません。

弊社で提案している賃金制度は、「範囲級」で、
細かく設定し過ぎず、ある程度の範囲の中で、
柔軟に対応できるようになっています。

「賃金制度」というと、細かい号棒表作りが一般的ですが、
中小企業では運用の部分でつまづくことも多く、
いい意味の「適当」に対応できる範囲給は使いやすい制度です。

もう一つ、賃金制度とセットになる「等級制度」。

こういう仕事をすることで、こういう待遇になる、
という求められる仕事の頑張りを等級で示します。

制度作りを自社でされている会社も、やはりここの部分は
中々難しいと思われますが、弊社では「コンピテンシーリスト」など、
参考になる資料を活用しながら、一緒に作成を進めます。

少し話がそれるかもしれませんが、等級制度を設ける意味は
社員に点数をつけるためではなく「会社はこういう人財を求める」
という会社の考えをかたちにします。

実際の評価の場面でも、社員に点数をつけるのではなく、
「等級制度で示す人財のかたちに対して、今ここまで来ている」
という確認を上司・部下で行うものと説明しています。

…色々と未来に不安を感じることが多い世の中ですが、
人事制度が社員の未来を示すツールになるように、
弊社が導入をお手伝いしていきます!

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★編集後記
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若い人ほど「この会社で働く不安」を言ってくる、
という話が、共通的に聞こえてきます。

そういうことに対しても取り組んでいける会社が、
これから選ばれる会社になっていくと感じます。

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