目標に向けての伴走の難しさ!?

人事のお医者さん、人事制度構築士の中村仁です。

認定コンサルタント・人事制度構築士

前回のこのブログのイントロで、子育てのことを少し書きましたが、
最近大人も一緒だな~なんて思っています。
今回はそんなお話です。

【目標に向けての伴走の難しさ!?】
前回の記事で「きくこと」について書いてみました。

話を聴くことも大切なんですが、それ以上に、
上司側のその後の対応が結構難しいと思っています。

よく「部下に目標を立ててもらい、それをモチベーションにつなげたい」
というお話があり、中小企業の多くは、そういうイメージで、
人事評価制度にチャレンジしているように思います。

実際どうでしょうか??

「本人が頑張りたいこと」と「会社がやってほしいこと」
は一致しない方が多いように思います。

もっと言えば「会社でこんなことをしたい」
という考えを持っている社員は意外に少ないかもしれません。

そんなこともあって「社内で目標を立てる」ということは、
結構難しいことだと思っています。

目標の立て方については、こちらをご覧ください。
人事評価の目標設定のポイントは?

部下の話を聴くにあたり、とても大切になるのが、
「こちらの考えを押し付け過ぎない」というところです。

離職率も高まる世の中で、少し前の日本雇用のように
「(上司が)いうようにやればいい」と言って、
社員がついてくるかといえば、必ずしもそうではありません。

会社の理念や目標があり、あくまで社員は
「それを一緒に実現する仲間」と考えれば、
その考えを押し付けるだけなのはお互い不幸ではないでしょうか?

当然、会社(組織)として進むべき方向があるので、
それは理念や経営目標で示していくことになりますが、
社員にも「方針に対してどう考えるか?」を聞くべきでしょう。

会社の方針と合う・合わないといった、
「価値観をそろえていくこと」。
これからはそんな取り組みが大切だと考えます。

「社員が言うことをきかない」という場合、
そもそも会社の考え方と価値観が揃っていない、
ということも多くあると思います。

出来るだけ社員と「会社の理念や目標に対する目線合わせ」を
しながら、社員の取り組みに対する伴走をする、
ということがこれからの時代は求められていくと考えます。

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★編集後記
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「人が定着しない」という話の裏側で、
「会社がやるべきことをやっていない」
ということは結構多くあるように感じます。

「仕事があるからやってくれ」というだけで、
人は動かない時代になっている、
ということを認識していくことが大切ではないでしょうか?

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