中小企業に特化した「人事評価制度」とは?
人事のお医者さん、人事制度構築士の中村仁です。
9月に入り、涼しくなってきたと思いきや、
この週末は肌寒いくらいの気候になりました。
温暖化の影響か、季節感が変化してきている、
ということもありますが、ここ数年、個人的にも、
季節に関する感覚も少し変わってきた感じがします。
段々、歳を重ねるごとに、暑さ寒さが、
健康に影響してくることもあるような気がします(笑)。
【中小企業に特化した「人事評価制度」とは?】
弊社が提供している人事評価制度は「中小企業、特に零細向け」
ということでご提案をしています。
「大企業と中小企業で、人事評価制度に違いがあるのか?」
という点は結構重要かもしれません。
大企業と中小企業の違いはどんなところでしょう?
ひとつ大きく違うのは「経営者と現場の距離」
があると言えるでしょう。
特に零細企業においては、社長自身もプレイヤーで、
現場に入って仕事をする、ということも多いはずです。
大企業(中堅企業も)の場合は、経営者と現場の接点が少なく、
経営者の目が行き届かない部分について、
人事制度に頼らざるを得ない、という事があると思います。
逆に言えば、中小企業は経営者(社長)が現場に近い分、
スピード感のある仕事・意思決定が出来る、という部分が、
ある意味、強みともいえると思います。
その分「社長の意思決定を実行してくれる社員」が、
中小企業においては重要と言えると考えれます。
【「公平・公正さ」を求めるのか?】
人事評価制を入れる目的のひとつに「頑張りを公平・公正に評価して、
モチベーションアップにつなげたい」ということがあります。
実はこの「公平・公正さ」を求めるというのは非常に難しく、
「公平・公正さ」を実現する制度を作るというのは、
おそらく不可能ではないかと考えられます。
逆に「公平・公正さ」にこだわるあまり、その事が目的になり、
制度が複雑になり、業績に繋がらないということになれば、
本末転倒と言わざるを得ないでしょう。
色々な考えがあるとは思いますが、中小企業において、
先ほども述べたように「社長の意思決定を実行してくれる社員」
が多くいるほど、会社の業績に繋がる可能性は高いと言えます。
そんな中で、社員の価値観や考えも当然ばらばらなので、
全ての社員が納得して仕事をしてくれる、ということは、
現実的にはとても難しいことだと考えられます。
弊社が提案する人事評価制度においては、社長の想いや考えを、
出来るだけ評価の中に盛り込み「こういうことを頑張る社員を評価する」
ということを会社の風土に合わせて作成していきます。
そうすることで「社長の方針を実行する社員」が増えていき、
会社の業績向上につなげていきたいというものです。
その為には、抽象的な内容よりも、具体的な行動レベルで
「こういうことを頑張りましょう」という内容を示し、
その内容に沿って行動を確認していくものになります。
当然、可能な限り「公平・公正さ」は含めて考えますが、
重視するのは「社長の方針を実行しているか」という点です。
これからの中小企業は、変化の激しい世の中において、
スピード感が益々求められ、社内の制度も、
「出来るだけ実効性があるもの」が重要になります。
どんな制度か気になる、ということであれば、
是非お気軽にお問合せ頂ければと思います!
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★編集後記
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人事評価制度も色々なものがありますが、
制度が複雑だと、使いこなすのも大変、
という意見も多くあります。
シンプルに効果に繋げる、ということが
中小企業には重要だと考えています。
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