導入して終わりじゃない!人事制度を定着させるための運用のコツ!

人事のお医者さん、人事制度構築士の中村仁です。

認定コンサルタント・人事制度構築士

冬が近づくと、一番の恐怖は「子の体調不良」。
まだ小学生にならない子がいるので、
気を付けていても、周りからもらってきたり。

多くの方が経験あると思いますが、
「子の病気をもらうと、大人は数倍苦しい」

体調管理にはかなり気を使っていますが、
それでももらってしまうと、かなりしんどい。

時期的にまだまだ行事も多かったりするので、
体調不良で穴を開けないように、
健康管理はしっかりしていきたいと思います。

【人事制度を定着させるための運用のコツ】
経営者様からよく聞く、深刻な悩みがあります。
「時間とお金をかけて制度を作ったのに、 結局、うまく運用できていない」
「評価シートが提出されるだけになっている」

立派な評価制度も、導入しただけでは「絵に描いた餅」です。
ホコリをかぶった規程集になっては意味がありません。

人事制度は、「作ること」がゴールではなく、
「運用し、定着させること」こそが本質です
(これは就業規則にもちょっと似ています)。

では、どうすれば制度は定着するのか。
中小企業が陥りがちな失敗を踏まえ、「運用のコツ」を3つお伝えします。

1.評価者(管理職)を「最大の味方」にする
制度を壊すのも、活かすのも、現場の管理職です。
「評価は面倒だ」と思われては終わりです。

制度導入前に、評価者研修を徹底してください。

「これは部下を育てるための最強の道具だ」
「評価は、部下と未来を話すチャンスだ」と、
管理職の意識を変えることが最優先です。

当然「評価者研修」も急に出来るものではないので、
弊社で評価の考え方、実際の評価方法なども、
評価者向けに研修しています。

評価する側も、急に「評価しろ」といわれても
教わっていもいない仕事で、大変不安です。
そこはしっかりサポートします!

2.「評価の目線合わせ」を妥協しない
A部長の「S評価」と、B部長の「S評価」が
全く違うレベルであってはなりません。
これこそが社員の不信感の源です。

評価期間が終わったら、必ず「評価調整会議」
を開きましょう。

社長と管理職全員で評価結果を持ち寄り、
「なぜ、この評価なのか」を議論するのです。
この場で、会社の「モノサシ」が揃っていきます。

そして、これを繰り返し行うことで
評価者、社員の間で感覚が揃っていき、
「会社の風土」が出来上がっていきます。

「目線合わせ」についても、構築士として、
一緒に評価の考え方を整理しますので、
安心して評価を考えることができます。

3.社長が「最初の一年」をやり切る
制度は、導入後の一年が勝負です。
社員は「社長は本気か」を冷静に見ています。

社長自らが「忙しいから」と評価を簡略化したり、
制度と違う「鶴の一声」で給与を決めたりすれば、
制度は一瞬で信頼を失います。

痛みを伴っても、決めたルールを社長が守り抜く。
その「本気度」が、制度を会社に根付かせます。

制度は、運用しながら改善すれば良いのです。
まずは「決めたことを、きちんとやる」。

この泥臭い積み重ねこそが、社員が納得し、
成長する強い組織の土台となります。

最初の1年は「うまくやること」よりも、
「まずはやりきる」。
ここが非常に重要だと思います。

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★編集後記
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「知っている」と「出来る」が違うように、
評価制度も運用してみると色々出てきます。

本文にもあったように「やりながら直す」
ということでよいのですが、その為にも
「まずは止めない」ということが重要になります。

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